ロックガーデンとは何?
最近流行のロックガーデン
ロックガーデンとは、石や岩を主役に構成された庭づくりのスタイルの一つです。
自然石や砂利をバランスよく配置し、無機質な素材の美しさを活かした景観を作り出します。
もともとはヨーロッパの高山植物を育てる庭から発展したとされ、
土の面積を抑え、石材を多く用いることで、乾いた自然環境のような雰囲気を演出できるのが特徴です。
植栽にはアガベやユーフォルビア、多肉植物など乾燥に強い植物がよく用いられます。
これにより、水やりや手入れの手間が少なく、管理しやすい庭となり、防草効果も高く、雑草対策としても有効です。
ロックガーデンの名の通り石をメインに据えた庭づくりのため
石の種類やサイズ、配置によって表情が大きく変わり、デザインの自由度が高い点も魅力です。
シンプルでありながら高級感や重厚感を演出できることから、住宅の外構や店舗デザインにも適しています。
近年ではモダン住宅やリゾート風の空間づくりにおいて人気が高まり
自然素材を活かしながら、機能性とデザイン性を両立できる庭のスタイルとして注目されています。
作るなら素敵にしたいロックガーデン
ロックガーデンの失敗ポイントは?
ロックガーデンはシンプルで簡単に見えて、実はバランスが難しいため典型的な失敗ポイントがいくつかあります。
よくある失敗ポイントを見てみましょう。
・石のサイズや種類がバラバラで統一感がない
小さい砂利から大きな割栗石が色々な種類で無秩序に混ざり合うと雑然とした印象となり、手入れされていない印象となってしまいます。
・石の配置が不自然
主役となる割栗石を全て同じ向きや間隔で並べてしまうと人工的に見えてしまい、「置いただけ」感が出てしまいます。
・植物を入れすぎて花壇のようになってしまう
ロックガーデンは余白が重要なため、植栽が多すぎると普通の花壇のようになり、ロックガーデンらしさが失われてしまいます。
・石だけで単調になりすぎてしまう
逆に植栽を少なくしすぎて砂利を敷き詰めても味気がなくのっぺりとした印象となり、魅力的にはなりません。
・雑草対策が不十分
せっかく思い通りのロックガーデンが出来上がっても雑草対策が不十分だと、意図せぬ場所から雑草が生えてきて背角の景観が崩れてしまいます。
DIYでも人気なガーデンスタイル「ロックガーデン」
失敗しないロックガーデンの作り方とは
よくある失敗ポイントを踏まえて「失敗しないロックガーデンの作り方」を考えてみましょう
実際の施工順序に沿って考えてみます。
1. 全体のコンセプトを決める
ナチュラル・モダン・リゾート風など自分の好みから全体のコンセプトを決めましょう。
方向性を明確にすることで石や植栽の選定に統一感が生まれ、自分好みのガーデニングとなります。
2. 下地の防草処理を怠らない
コンセプトが決まれば石や植栽の選定となりますが、どのコンセプトでも共通して下地の防草処理が大事となります。
施工範囲の土を5~10cmほど掘り下げて地面を平らに整えます。
雑草の根や埋まっていた石はこの時点で取り除き、砕石を敷いて転圧し地盤を固めます。
下地作成の際に、1~2%程度の勾配をつけ排水も意識するとなお良いでしょう。
また、せっかくの景観を雑草に邪魔されたくないので防草シートも隙間なく施工しましょう。
防草シートは主に2タイプあり、「織布タイプ」と「不織布タイプ」がありますが
「織布タイプ」は隙間から雑草が生えてしまう可能性があるので不織布タイプ(ザバーン240など)がおすすめです。
3. 石の種類と色味を揃える
コンセプトが決まり防草処理が終わればいよいよ石の選定です。
いくつかの例に沿っておすすめアイテムを紹介していきます。
・アリゾナスタイル
アメリカ南西部の砂漠をイメージしたスタイルです。
赤茶系や錆色系の石を使用し、アガベやサボテンなどの乾燥植物を中心に構成します。
無骨でワイルド、直射日光に強い庭づくりです。
・モダンスタイル
黒やグレーを中心としたミニマルなデザインです。
植栽は少なめにし、洗礼された印象になります。
現代の住宅スタイルにマッチしたスタイルです。
・リゾートスタイル
明るく開放的でリゾート感のあるスタイルです。
白やベージュ系の石に、オリーブやヤシ系、グラス系を組み合わせます。
ラフでおしゃれな「西海岸風」の魅力的なスタイルです。
この他にも自然石の隙間から高山植物の草花を覗かせる、イギリス発祥のアルパインスタイル、
石材にテラコッタや素焼き鉢、ラベンダーやローズマリーなどの香草を合わせる地中海スタイル。
日本古来の枯山水も立派な和風ロックガーデンにカウントできます。
3. 大小の石をバランスよく配置する
方向性に合う石が決まり、防草処理も終わっているのでとうとう配置段階です。
大きな割栗石を主役に据え、中小の石で自然に繋いでいきます。部分的に石を積み重ねるなどして立体感を意識すると素敵に仕上がります。
4. 石の向きや埋め込み方に注意する
石の1/3程度を埋め込むと「置いた感」が薄くなり自然な雰囲気となります。
また、小・中サイズの石で全体の流れや「群れ」を作るとストーリー性を出すこともできます。
5. コンセプトに沿った植栽を植える
植物を植える部分のみシートをカットし、土を入れて植え込みます。
数を絞り、余白を活かすことでロックガーデンらしさが出てきます。
5. 化粧砂利や仕上げ材の敷設
メインとなる割栗石や植え込みが終わったので全体に化粧砂利を敷き詰めます。
厚みは3~5cm程度で下地が見えないように均一に整えます。
6. 最終調整
石の位置や傾き、方向などを修正し、全体のバランスを調整します。この段階で手を加え過ぎると
不自然で作られた感じが出てしまうのであくまで自然なまま微調整程度にします。
最後に軽く水を撒いて砂利を落ち着かせて仕上がりを安定させます。
素敵なロックガーデンを
今回はロックガーデン作りでよくある失敗ポイントと施工手順をまとめてみました。
素敵なロックガーデン作りのヒントになればと思います。
株式会社大光産業
TEL:055-977-3113
E-MAIL:info@taikoh.biz
平日朝7時30分より営業中